キッチンや浴室、洗面台、トイレなどの水回りは、毎日の生活に欠かせない設備です。
築年数が経つと、それぞれの設備が同じような時期に古くなってくることがあります。
そのため、水回りのリフォームを考えるときに「一か所ずつ行うべきか」「まとめて工事したほうがよいのか」と迷う方もいるでしょう。
ここでは、水回りをまとめてリフォームするメリットとデメリットを紹介します。
水回りリフォームとは
一般的に水回りと呼ばれるのは、キッチン、浴室、洗面所、トイレなどです。
これらは水やお湯を使用するため、設備本体だけでなく給排水管や内装も関係します。
リフォーム内容によっては、設備の交換だけでなく壁紙や床材、配管工事などを一緒に行う場合もあります。
まとめてリフォームするメリット
複数の水回りをまとめて工事することで、打ち合わせや工事を一度に進めやすくなります。
それぞれ別々に依頼する場合は、その都度業者を探したり、商品を選んだり、工事日程を調整したりする必要があります。
まとめて依頼すると、こうした手間を減らしやすくなります。
工事日程をまとめやすい
キッチンや浴室などを別々の時期にリフォームすると、そのたびに工事業者が出入りすることになります。
複数箇所を同時期にリフォームすれば、工事期間をまとめられる場合があります。
何度も工事の予定を調整する負担を減らせるのは、まとめてリフォームするメリットの一つです。
家全体のデザインを合わせやすい
キッチンや洗面所などの設備を同じ時期に選ぶと、色や雰囲気を統一しやすくなります。
たとえば、木目調や白を基調にするなど、住宅全体のイメージを合わせて選ぶことができます。
壁紙や床材も同時に変更する場合は、設備との組み合わせを考えやすくなります。
配管などを一緒に確認できる場合がある
築年数が経過している住宅では、設備本体だけでなく配管の状態も気になるところです。
複数の水回りを工事する際に、配管についても一緒に確認できる場合があります。
ただし、必要な工事は住宅の構造や配管の状態によって異なるため、施工会社に確認しましょう。
まとめてリフォームするデメリット
複数の設備を一度に交換すると、その分まとまった費用が必要になります。
一つひとつの商品を高いグレードにしていくと、予算を大きく超えてしまうこともあります。
「キッチンは収納を重視する」「浴室は必要最低限の機能にする」など、どこに予算をかけるかを決めておくことが大切です。
工事中の生活への影響が大きくなることがある
キッチンや浴室、トイレなどを同時に工事すると、複数の設備が使えない期間が発生する場合があります。
自宅で料理ができない、浴室が使えないなど、生活への影響が大きくなる可能性があります。
工事を依頼する前に、どの設備が何日程度使えなくなるのかを確認しておきましょう。
必要のない設備まで交換しないようにする
まとめてリフォームするからといって、まだ十分使える設備まで無理に交換する必要はありません。
たとえば、キッチンと洗面台は古くなっていても、浴室は比較的新しいというケースもあります。
設備の状態を確認し、必要な場所だけ工事するという選択肢も考えましょう。
個別リフォームが向いているケース
設備ごとに劣化の程度が大きく異なる場合は、個別にリフォームする方法が向いています。
また、一度に大きな費用をかけたくない場合も、優先順位を決めて順番にリフォームすると予算を調整しやすくなります。
現在もっとも不便に感じている場所から改善していくのもよいでしょう。
見積もりは総額だけで判断しない
水回りリフォームの見積もりを比較するときは、金額だけを見るのではなく内容も確認しましょう。
見積もりには、設備本体の価格のほかに、解体費、設置工事費、配管工事、電気工事、内装工事、廃材処分費などが含まれる場合があります。
どこまで含まれている金額なのかを確認したうえで比較することが大切です。
ショールームで設備を確認する
水回り設備は、写真だけではサイズ感や使い心地が分かりにくいことがあります。
キッチンの高さや浴槽の広さ、洗面台の収納などは、実際にショールームで確認するとイメージしやすくなります。
複数箇所をリフォームする場合は、候補の商品をまとめて確認しておくと比較しやすくなります。
まとめ
水回りをまとめてリフォームすると、打ち合わせや工事日程をまとめやすく、住宅全体のデザインも合わせやすくなります。
一方で、一度に必要な費用が大きくなり、工事期間中の生活への影響も考える必要があります。
「まとめたほうが必ずよい」と考えるのではなく、現在の設備の状態や予算、生活スタイルを踏まえて判断しましょう。

